令和三年の七月(文月)から始まった、月替わりの「特集」。
昨年十二月、本年六月に続いて、3回目の総集編をお届けします。
この下半期では合計17本の記事が掲載されました。ひとつひとつ、それぞれが個性的で、こうして集めてみると、とてもカラフルなコーナーとなりました。
また、恒例となっている企画メンバーの座談会の様子を動画に収録しました。ノーカット50分間。お時間のあるときにぜひご覧ください。
これまでに特集コーナーへの記事を寄せてくれた執筆者は19組。
胡桃堂のスタッフだけではなく、お客さんや国分寺の仲間たちも加わって、
色々なスタイル、手触り・肌触りの文章を読むことができます。
新しい書き手の登場も心待ちにしています。
かつて『色彩論』という論文をものすほど、<色>に惹かれ、研究を深めたドイツの自然学者、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは、闇を象徴する<青>と、光を象徴する<オレンジ>の2つの色が溶け合う時間を「全体性の時間」と呼び、愛したといいます。
胡桃堂喫茶店の2階にも、1日のうち30分だけ、そうした時間が流れます。
言われてみればお店には、それぞれの<色>がありますね。はっきり名前をつけられるようなそれもあれば、そうでないようなものも。
あなたの好きなあのお店。そこは、どんな<色>をしていますか?
今年の上半期には「店主」というテーマで特集を組みました。
世のお店をしょって立つ店長、マスター、大将や女将さん。
例えば個人店であれば彼らの存在は色濃く発揮されますが
規模が大きなチェーン店では、薄らぐでしょう。
国分寺に二店舗を構える私たちのような
"中くらい"の規模のお店がいい空気を作りだしていくためには。
スタッフが鍵を握っていると思うのです。
ちょっと恥ずかしい気もしますが、思いつくお話があればぜひお聞かせください。
喫茶店に限らずお店では音楽が流れていることが多いですよね。
心地よいなと感じる音楽って
お店や季節や天気によって変わってくるように思います。
たとえば胡桃堂喫茶店のBGMは
どんなお客さまの過ごし方にも寄り添うことを思いながらつくっています。
ひとりでも寂しくないように、でも集中したいあなたのお邪魔にもならぬように。時にはどうしても今日流したい曲をひょこっと忍ばせる日も実はあります。
あなたと共にある「音楽」にまつわるお話、ぜひ聞かせてください。
このテーマがなぜこれまで採り上げられなかったのでしょう。
あまりにも当たり前にそこにあるものは、視界に入らなくなってしまうということなのでしょうか。
胡桃堂喫茶店で飲むコーヒー、あなたにとってのコーヒー、コーヒーにまつわる思い出・・・
様々なコーヒーに、この場で触れることができれば嬉しく思います。
今月の主役は、あなたです。
胡桃堂喫茶店にお越しいただいたことがあるあなた
ご来店を検討中のあなた
じぶんの居場所だと思ってくださっているあなた
好きなメニューはありますか?好きなお席はありますか?
あなたの生活の、人生の、どんな一コマになっているか
教えてもらえたらとっても嬉しいです。
(テーマの解釈は上記に限らず、どうぞご自由な発想で)
月がわりで、喫茶店にまつわるあれやこれやをテーマに、複数の語り手による文章や写真を掲載していきます。エッセイもあれば、小説もあれば、歌もある。 現実の喫茶店がそうであるように、そこに流れる、一人一人にとってユニークな時間の流れを、それぞれの記事から感じ取っていただけたならうれしいです。
「私も参加したい!」と思ってくださった方は、こちらの投稿フォームからぜひご送信ください。過去のテーマでも大歓迎です。