胡桃堂喫茶店

特集・長月篇[令和四年]音楽

胡桃堂喫茶店で流す音楽(2022年時点)

柏岡紗季

いつの日からか
胡桃堂喫茶店の音楽をつくる人になりました。

気をつけていることは
空間にしっくりくる曲を選ぶことと
あまりにも情緒的すぎる曲は選ばないこと。

開店当初から主にバロック時代の
ピアノやヴァイオリン、チェロの曲を
多く選んでいます。
音数も起伏も心地よく、丁度いいのです。
ぼーっとするにも、書き物にも、
おしゃべりにも、読書にも。

ただ最近はもう少し
あそびをつくるように心がけています。
(プーランクやスクリャービンなんかが
 潜んでいます)

この場にいるみなさんの邪魔は
決してしたくないけれど、
ふっと耳に入ってくる音楽に
ときめいたり、身を預けてもらえたら
嬉しいなと思っています。

ちなみにこの冬のチャレンジは
オーケストラの曲を少し入れてみること!
(意外に今までなかったんです)

今日もお店で過ごすみなさんに
音楽が寄り添っていられますように。

柏岡紗季(かしおか・さき)

20歳の頃から、お店の看板娘として多くのお客さんを迎えてきた。日曜音楽家としての顔もある彼女は、ミッフィーがとっても大好き。

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