胡桃堂喫茶店

特集・霜月篇「メニューを開くとき」

大体は決まっているのです、大体は。

笛吹きキツツキ

私はあまり自分で新しくお店を開拓することをしません。
大体過去に連れて行ってもらったり、信頼できる人に教えてもらったお店に行くことがほとんどです。
そうなるともう行く何日、下手をしたら何か月も前から、何を食べるか決まっていたりします。
そして行く前日はその食べ物のことを考えて、楽しみでちょっと寝不足になったりして。

お店に入ると想像がよりリアルになり、「この前○○さんがこれおいしいって言っていたなぁ」とか「もう一度あれが食べたい!」とワクワク。

しかし、いざ席に着きメニューを手に取ると、迷ってしまうんです。
素敵な写真やイラスト、丁寧な言葉でそのメニューのことが書いてあったりしたら尚更…
いまだ味わったことのない新しい味に思いを馳せて、生唾を飲み込みます。

とくに季節の美味しいものを出してくださる胡桃堂さんは、本当に魅力的です。
魅力的すぎて優柔不断な私は大変です。
そもそも食事にするか、デザートにするか、両方にするか、迷う選択肢も多い。

こういうときはもう奥の手を使うしかありません。
私は予め決めておいたものを注文することにし、連れにそのとき気になったメニューを勧めます。
相手がそれに賛同してくれたら一件落着。
半分かひと口もらって、あーすっきり!

もちろん半分では満足しないこともあるので、そういうときは次回自分で注文することを決意します。
でも結局またそのときになれば、同じように迷うんですけどね。

笛吹きキツツキ(ふえふきキツツキ)

フルートを吹いています。空想と猫が大好きで、空想しながら猫と毎日ゴロゴロ過ごすのが夢。最近とある方に「君はキツツキだね」と言われて妙にしっくりきてからは、フルートが吹けるキツツキで活動しています。

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