胡桃堂喫茶店

特集・弥生篇[令和五年]喫茶店と花

目を瞑る

古川さと

珈琲1杯 87粒
豆というけど、実は種

褐色 淡緑 真紅 黄 緑
遡り、満開の真白を想う

花が咲かねば種にはならぬ
種は花をも包蔵す

抽出されしこの液体に
溢れんばかりの華の影

2日限りの雪景色
雨後の香りに、目を瞑る

古川さと

鳥派。
小鳥に好かれたい。
積読多々有。
歩き過ぎて、叱られる。
方向音痴。

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