胡桃堂喫茶店

特集・弥生篇[令和五年]喫茶店と花

花、それは女将。

立夏

喫茶店で生けられた花って女将感がある。
茶道の床の間でも、病院の待合でも、家庭でも
さまざまなシーンで私たちを迎え、時に癒してくれる花。
でも、喫茶店の花って、何かちがう…?
物言わぬ女将。
店の扉を開け、その姿を見ると、思わずほっとしてしまう。
コーヒーを啜りながら、横目でその美しさをちらり、と盗み見してしまう。
「どうした?」って、問われる日もあれば
「大丈夫よ〜」って、寄り添ってくれる日もある
言葉は交わせないけれど、迎え、受け入れ、温かく送り出してくれる、女将さん。それが、喫茶店の花。

立夏

幼少期から図書館へ通い、児童文学、絵本が好きになる。
小学生の時に書いた絵本が学年最優秀賞に選ばれる。
夢は絵本作家になることだった。
大人になった現在は、旅、出会い、食など、感じたことを徒然なるままに書きとめている。

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