胡桃堂喫茶店

特集・弥生篇[令和五年]喫茶店と花

花をいける

ふらり・ふぃん

花を「生ける」「活ける」。
どちらの漢字を使うかいつも迷う。

「いけ花」は、生きている花を人の手で切り取り、枝を払い、美しく咲いている花や蕾を摘みとる。

「生ける」と書くとどこか生々しい。「活」の字は、花には不釣り合いの強い印象を与えるが、私は摘み取った花や枝を「再び活かす」ことができればと願いながら「活」の字を使っている。

胡桃堂のお花を活ける時は、注意しないといけないことがたくさんある。
香りの強いもの、毒のあるもの、花粉がつくものは避け、出来れば花びらが散らないもの、そしてお店のイメージに合う花、枝ものを選ぶ。
活ける空間も限られているので、なかなか難しい。

『花で人間をいけるので、人間が花をいけるのではない』 

『花は、いけたら、花でなくなるのだ。いけたら、花は、人になるのだ。』

勅使河原蒼風

そんな心境には、ほど遠い。

ふらり・ふぃん

性別不明、意味不明、詮索不要。

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