胡桃堂喫茶店

特集・長月篇[令和五年]短歌 お題「喫茶店」

朧月に誘われて

立夏

お品書き 眉間に皺寄せ 悩む君 
鼓動高鳴り ときめく時間

→好きな人がメニューと睨めっこしている時間。好きです。


 

ページ繰り 私は悩む どこまでも 
酸いも甘いも 想いのままに

→メニューを見ながら、浅煎りにしようか、深煎りにしようか…。人生も珈琲を選び楽しむように歩みたいです。

 

甘えるの いつでも自分に ご褒美を 
珈琲片手に 読書はいかが?

→自分をもっと甘やかそう!
気楽に、カジュアルに。

 

日差し避け 息を弾ませ 喫茶店 
心もてなす 真夏のお冷や

→お冷やは、その店の品格のようなものだな、と思いました。

立夏

幼少期から図書館へ通い、児童文学、絵本が好きになる。
小学生の時に書いた絵本が学年最優秀賞に選ばれる。
夢は絵本作家になることだった。
大人になった現在は、旅、出会い、食など、感じたことを徒然なるままに書きとめている。

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