2024年4月10日更新
こんにちは。
店主の影山です。
自分の大事な仲間の一人
岩谷聡徳さんが監訳された本をご紹介する
トークイベントを開催します。
原書『Writing Without Teachers』(ピーター・エルボウ著)は
1973年に初版が発刊されています。
以来、50年!
この長い期間にわたり
読み継がれ続けていることが
何よりもこの本の価値を
雄弁に語っていると思います。
そして今回の、初邦訳(英治出版)。
まずタイトルがいい!
原書よりも、内容をきちんと
言い当てているのではと思うほど(失礼!)
「まさにそういうこと」ですね。
直接的には「書く」ことを
その場面設定としていますが
実はそこに限らない
「自分の声」「自分の言葉」と
出会うための方法論を
語ってくれた本です。
そこには、良い文章と悪い文章と
いったようなものさしはなく
その人なりの「響く言葉」を
見つけていこうというもの。
人は、楽器を弾けるようになりたいと思えば
そのために練習することを
自然と引き受けられるのに
こと言葉となると、そのようなプロセスを
歩むことはあまりしないものですね。
どんな言葉を、どのように連ねるのか
書き言葉でありながら
その「響き」に着目する本書は
まさに慧眼と言っていいと思います。
誰しも一人一人
その人にしか出せない「響き」を
書き言葉でも
表現できるだろうと思うからです。
自分なりの、自分らしい文章を書きたいと
心に願う人たちへ。
岩谷さんに加えて
編集者の上村さんにも加わっていただいて
本書のメッセージや制作秘話について
掘り下げていけたらと思っています。
▼
日時:2024年4月21日(日)9:00~10:45
場所:胡桃堂喫茶店
話し手:岩谷聡徳(本書 監訳者)
上村悠也(本書 編集者・英治出版)
聴き手:影山知明
参加費:1,500円 *ワンドリンク込み
お申込み:https://festina-lente.stores.jp/items/6614c7ece126f80037a3c290
<プロフィール>
岩谷聡徳(いわや・あき/ Aki Iwaya)
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「異なる価値観の翻訳家」として、映像制作や居場所づくり、文化芸術コンサルティングや探究学習を国内外で展開する。早稲田大学文学研究科 現代文芸コース修了後、(公財)東京都歴史文化財団/アーツカウンシル東京のフェローや寺子屋運営を経て、社会課題への新たな向き合い方を芸術や対話を介して提案する「VS?collective」を立ち上げる。オルタナティブスペース(マイノリティ当事者がつくる居場所)やコレクティブ(多分野協働チーム)のリサーチ/ネットワーキングで培った知見を領域横断して活用する。
https://akiiwaya-vscollective.studio.site/
https://www.instagram.com/vsvscollective/
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上村悠也(かみむら・ゆうや)
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英治出版株式会社 プロデューサー
東京外国語大学 大学院総合国際学研究科 国際協力専攻修了。学生時代から国際協力や社会課題への取り組みに関心を抱き、世界の食料問題に取り組むNPO法人TABLE FOR TWO Internationalの学生支部で活動。2016年まで、カンボジアをはじめとする途上国の農村部で移動映画館を展開するNPO法人World Theater Projectの理事を務める。
現職では、人の可能性が理不尽に閉ざされずに開花する社会を願いながら、書籍の編集・プロデュースを手がける。担当書に『自分の「声」で書く技術』『THE HEART OF BUSINESS(ハート・オブ・ビジネス)』『いとなみを取り戻す』『すべての子どもに「話す力」を』など。座右の書は影山知明さん著『ゆっくり、いそげ』(大和書房)。(忖度ではなく、本当です!)
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上村さん…。
ありがとうござますm(_)m
ご一緒にいい時間にしてまいりましょう。
ご参加お待ちしております。