2023年7月5日更新
こんにちは。
本ワークショップの講師役(ファシリテーター)をつとめる勝股淳です。
カメラをはじめて15年ほど経ちます。
その間、趣味で撮る、記録として撮る、仕事で撮る、個展をひらくなど
写真を通して様々なことをしてきました。
(参考:ポートフォリオ)
このワークショップは「いい写真を撮ること」や「写真が上手になること」を目的とするものではなく、
各人の「みる」や「感じる」を探究することをメインテーマに据えています。
(もちろん基本的な操作や使い方がわからない場合はわかりやすくお教えします。そんなに難しくはないのでご安心を)
さて、
「撮ること」を考え出すと、その手前には、撮影者が世界をどのように見ているか、どのように感受しているかという部分があります。
その部分に自覚的になるためにフィルムカメラを使ってみようというワークショップです。
通算2回の場を設けて、
初回は顔合わせや、ワークショップの主旨の説明やあれこれを。
2回目は撮影してきた写真を並べてみる時間にしたいと思います。
フィルムカメラの面白さは
それが持っている制約の面白さだと思います。
一度の装填で36枚しか撮れないです。
ピントやらシャッタースピードも自分で合わせないとちゃんと写りません。
結果的にシャッターを押す瞬間に自覚的にならざるをえません。
フィルム代はかかるし、現像やプリントにもお金がかかります。
そのことがシャッターを押すという行為に多少の重みをプラスしてくれます。
おまけに仕上がりの写真はすぐには確認できないです。
(もしかすると、大きく失敗しているものもあるかもしれません。)
そのような制約は一見面倒なのですが、
そのような制約がゆえにフィルム写真には
その人が世界に対してむけている眼差しがよく写ると思います。
何をいいと思っていて
何に感動して
何が悲しくて
何を可笑しいと思っているのか
そういうことが見えやすいです。
機械のサジェストを受けている部分が少ないので、よりその人「らしさ」が出るのだと思います。
あわいや
かすれ
にじみや
ブレ
も混ざり、
デジタルでは捉えきれない何かがそこに表出しているように僕には感じられます。
皆さんはやってみてどう感じる?
というあたりをご一緒できたら嬉しいです。
本WSは2021年に2度に渡って開催したフィルムカメラのワークショップを骨子はそのままに
マイナーアップデートをしたものです。
そのあたりの話はまた本編で。
・フィルムカメラに興味があった方
・既に写真が好きな方
・エッセイが好きな方
・自分の日常に対する眼差しをビジュアル化してみたい方
・視点や感性をベースにしてnice to meet youしたい方
ぜひご一緒しましょう。
最後に、ワークショップに含まれるキーワードを並べておきます。
制限と創造/情報と想像/言葉にする/ピント/弱い文脈/予定調和の外/選ぶ/遊び/記憶
何かピンときた方は是非一緒に学び・遊びましょう。
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【開催概要】
開催形式:ワークショップは2回行います。
1.顔合わせの会
2.写真を持ってあつまる会
日程:
1回目:7月29日(土)19時〜21時30分@胡桃堂喫茶店
2回目:9月予定(みんなで決めましょう)
参加費:
12,000円(受講費6000円、フィルムカメラ1台4500円、フィルム1本1500円)
フルマニュアルのフィルムカメラを持っていて、フィルムを自分でご用意される方は6000円で参加できます。ご自身のお持ちのカメラがワークショップの内容と合うかどうか判断がつかないという方は気軽にご相談ください。(※写ルンですはNGです。)
現像プリント代は各自で負担をお願いします。
フィルムカメラは中古のものとなります。ワークショップ終了後はそのままお使いいただけます。
定員:8名
*4名以上のお申込で開催します
お申込:https://festina-lente.stores.jp/items/648932a2ff119b002bce34c7
講師:勝股淳
フリーでウェブ制作、プランニング、場づくり、写真等の仕事をしています。
胡桃堂喫茶店との縁は2022年に開催された読書会から
インスタグラムもTwitterも @katsumatajun
【講座】
1.顔合わせの会
- 顔合わせ
- イントロダクション(本WSの背景や目的)
- カメラ選び
- カメラ、写真についての基本的な説明
- 次回までのお題について(1ヶ月フィルムカメラを携帯してもらって36枚写真を撮ってくる)
2.写真を持ってあつまる会
自分のものを見返したり、他の人のものを見せてもらったり、体験を交換する時間。
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