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特集・弥生篇「国分寺」

『国分寺の坂』には名前がない『謎』

ふらり・ふぃん

世間的には何の意味もないようなことを、一人で面白がりながら調べることが好き。調べていて、誰も知らないような意外な事実に出会うと、「私だけが知っている!」とばかり、ニタニタと一人したり顔(誰もそんなことに関心がないのに)。

そんな一つが少し前に調べた『国分寺の坂』。
太田区から立川まで続く『国分寺崖線』がまちの中を走る国分寺は坂の多いまちである。
『坂』は上り切った先が見えないこと、『坂』の正面は空が拡がっていることなど、平坦な道では味わえない魅力がある。

そんな『国分寺の坂』の写真を撮って廻った。国分寺の白地図に坂の位置をチェックしながら廻ったが、撮りきれないほどにとにかく多い。

「これらの坂は何という名前なのだろう」と調べてみたのだが、なんとほとんどの坂に名前がないのだ。
 それは他の地域でもそうなのか、それとも国分寺の特徴なのか気になって周辺の市と比べると。

以下、各市の名前がある坂の数である(『坂道学会』)。

小金井市  45
府中市   34
調布市   77
国分寺市   4

なんと国分寺には名前がある坂が4箇所しかない。その後、『坂道散歩』の資料で他に2か所みつけたが、それでも6か所。周辺の市とはかなりの違いがある。
なんでそんなに少ないのか。

ちなみに他の市の坂にはどんな名前が付いているかを見ると、

『小金井市の坂』
  車屋の坂、ごぜの坂、虎さんの坂、墓場山の坂、氷夜の坂、権寅さんの坂など

『府中市の坂』
  おっぽり坂、かなしい坂、地獄坂、どやの坂、なるい坂、金毘羅坂、弁慶坂など

『調布市の坂』
  お諏訪様の坂、かごやの坂、ころがり地蔵の坂、ガ二ガラ坂、どかどか坂など

名前の由来を調べると面白そうだけど、長くなるので今回はパス。

さて、肝心の名前のある『国分寺の坂』は
 池の坂、堂の坂、白明坂(捨場坂)、くらぼね坂、多摩蘭坂、阿弥陀坂
 以上、6か所しかない。
 どこにある坂か知っていますか?

 このうち、「多摩蘭坂」は国立市とつながり、大正時代に作られた新しい坂。「くらぼね坂」も小金井市との境目の坂。雨の日には滑って「鞍(馬)」も骨を折るほどの急な坂ということらしい。
「阿弥陀坂」は東福寺の横にある坂だが、本来の位置とは変わっているらしい。
「白見(しらみ)坂」、 新田軍が引き上げる時に坂の途中で東の空が白み始めたということから名づけられ、急な坂の途中で行き倒れた馬や牛が捨てられたので別名「捨場坂」。しかしこの名前の坂は国分寺で3か所あり、本来の場所は不明。

 ということで、国分寺に昔からある坂で、場所もわかっているものは、「池の坂」国分寺駅から不動橋までの坂と、「堂の坂」国分寺仁王門西側の坂くらいになる。

なんで『国分寺の坂』には名前がないか、その『謎解き』はまた。


堂の坂


池の坂


しらぼね坂

ふらり・ふぃん

性別不明、意味不明、詮索不要。


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