胡桃堂喫茶店

特集・霜月篇[令和七年]共に暮らす

勇気を出して

大畑純一

たぶん東京ってのもあってか、
「あまりにもコミュニケーション取らなすぎじゃない?」
と思うことが当時よくありました。

コンビニ店員に、さすがに無言はなくない?とか、
コインランドリーでちょっとみんなが協力すればうまくいきそうな事案が発生してたとき
みんな黙って座って待ってるだけ、とか。

アメリカみたいに、やあ君のジャケットナイスだねとか
言わなくていいんです。(でも言ってもいいよね!)
知らん人とのお喋りが
うっとうしいと思うことだって私にもあります。
そんな大それたことじゃなくて、かといってたぶん簡単でもなくて、
勇気を出して、一歩近づけたら、いいじゃんというかそうあるべきじゃない?ってシーンがたくさんある気がしたんです。
都会の人混みで収縮してしまった現代人の関わりしろを、少しでもぼやかしたいと思ったんです。

そこで名案。
街でそういうやりとりができるだびに
Twitterに #NeighborTalk と名付けて投稿し始めたわけです。
7年かけて、ナンバリングは100になりました。
何をやってるんだろうと思いながらも、
負担ではないしやめようとも思わないので、続けてます。

95歳くらいで1000投稿目に達する計算なので、
面倒なおじいさんじゃなくて
素敵なおじいさんになってますように!

大畑純一(おおはた・じゅんいち)

スタッフ。チーム全体の庶務を仕事の中心としながら、たまにシフトにも入る。ホールをうまく回せているときが人生で一番楽しい。ただ、脳のメモリが十分でないためよく混乱している。


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