胡桃堂喫茶店

特集・如月篇「ちょっと話したいこと」

右脳

齋藤るる

先日、Aさんに、「あなたは、もしかして、記憶力が良いのではないですか?」と訊かれました。
訊かれてみると、たしかに、「なぜ私はそのことを覚えているのだろう」と不思議に思えることがあることに気づきました。

それは、「一度聞いただけの歌を覚えている」ことです。

その記憶は三つ。
小学校5年生の時の移動教室で、バスガイドさんが歌ってくれた土地の歌を覚えています。
中学3年生の時の音楽の授業で、同級生が作詞作曲した歌のうち、7人の歌を覚えています。
30代のときに、旅先で土地の人が歌ってくれたオリジナルソングの、メロディーと間奏を覚えています。

これらは、どの歌も、覚えようとしたわけでも、繰り返し聴いたわけでもありません。

Aさんは、私に「あなた、きっと、右脳が発達しているのです!  その能力を何かに活かした方がいい! 」と言ってくださいました。

けれど、この能力は私のコントロール下にはありません。コントロール下にないものが、何かに活かせたりできるのだろうか、と考えました。でも、そう言われてみれば、もう既に役に立っていることがあるようにも思えて来ました。

今回、自分では当たり前で気づいていなかったけれど、人に言われて、そうなのか、とわかることがあることを知りました。
また、自分の特徴がどこから生まれたのかについても興味のあるところです。
話して、知って、探索していく。
人生は面白いです。

齋藤るる

西国分寺在住。好きなメニューはクルミドティーと赤米定食。優しい夫と、爬虫類好きな長女、アーティストを目指す次女との四人暮らし。困ったことを解決するのが好き。モットーは「愉快にたのしく努力する」。


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