#国分寺の土になる
2024年末、自分にとって2冊目となる『大きなシステムと小さなファンタジー』を発刊して以来の自分のスローガン。
カフェづくり、シェアハウスづくり、まちづくりなど、国分寺以外での仕事を依頼されることがあっても、受けない。自分の時間とエネルギーは、すべて国分寺に使う。逆に、このまちで起こることで、自分が受け止められそうなことには労をいとわない。そして、自分が自分がと、自分のやりたいことを実現するというよりは、まちの仲間のやろうとすることを受け止め、支え、一緒になって育む存在になる。種を受け止める土。そういうイメージでもって、今の自分の役割を捉えている。
種や土、そうした自然界のアナロジーで考えていくと、水って大事だなって思う。
まちをめぐる存在。
土があんまり動き回れない分、水が流れて、めぐって、いのちをつないでいく。ときには種を、それが根付くといい土へと運ぶ。そして種のいのちの源ともなる。
もう一つ大事なのは、水には垂直軸がある。
土中深くにたまれば地下水となり、気化して大気中にのぼれば、雲を経て雨となる。
これはぼくのイメージでいうと、時間をまたがるということ。ぼくらが見る湧水も雨も、それらはかつてそこにあった水の記憶なのだ。
種も土も、今を精一杯生きる。水だって今を精一杯生きるのだけど、そうした記憶を時を超えて運んでもくれる。
空間をめぐる水
時間をめぐる水
#国分寺の水になる
出会えたらいいなと思う。