最近、我が家にカメムシが入ってきます。
夕方洗濯物を取り込むと1匹か2匹ついてきます。
私はあまり気にならないので、ほうっておきます。
次女と三女は虫が怖いそうで、「ギャーギャー」言います。
見かねた長女は虫取り網を持ってきます。
そんなに広くない家の中で虫取りが始まります。
「こっちだよー」
「あっち」
「ほら、飛んじゃった!」
「くさーいカメムシくさーい」
「じゃあ自分で取んなさいよ!」
あーだこーだというちびっ子に長女の怒りが飛びます。
カメムシは手の届かないところへ身を隠します。
そうこうしているうちに夫が帰ってきます。
「家の中に虫がいるのになんで何もしないの?」
今度は私が怒られて、
本気の虫取りを家族全員でします。
「どこにいんの!?」
「えーいないじゃん」
「飛んじゃったんだよー」
「もう!だから言ったでしょ!」
カメムシ降参。おとなしく虫取り網に入りました。
家族でも、価値観によって反応は違って、我が家は割と万事がこれで動いています。
わがまま、天真爛漫な次女・三女
責任感の強い長女
仕事のように家の中をチャキチャキ動き回る夫
なにもしない母
違うから面白いけど、違うから大変。違うということを分かっているからちょっと楽。
共に暮らすとはそういうことかなと感じています。今はまだ、家族5人、団子みたいにみんなで動くことが多く、時に煩わしいと感じるけれど、これが今の暮らしだなと思うのです。
虫取り大会も落ち着いて、布団に入り、寝る前に長女が一言。
「カメムシ、もう一匹いたよ」
「えー!早く言ってよ!!!」