2023年7月6日更新
こんにちは。かげやまです。
クルミド大学、通算10個目のカレッジ(連続講座)として「伝統芸能カレッジ ~能の扉~」を開催することが決まったのは昨年末。それから7か月。結構な密度でもって、<能>の世界に、生まれて初めて触れてきました。
はたして、能の魅力に目覚めるか!?
結果は、100% YES!ということでもありません。やっぱり、なんで?と思う部分はいくつもあって、実際の舞台を見てみても、「ああ、よかった!」と思うばかりではありません。
でも今、とっても「能を見たい!」という気持ちであることは間違いなく、あの曲を見に行きたい、あの能楽師さんの舞台を見てみたい、世阿弥の『風姿花伝』をちゃんと読みたい、自分も舞ってみたい、謡ってみたい……と、この道へ興味はしばらく、相当の熱量をもって続いていきそうです。
そういう意味で、最初の<能の扉>は、間違いなく開いたと思います。
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いま全体としては、能楽師の数も減り、お稽古する人の数も減り、職人の技術のいくつかは途絶えかけ、そこにコロナ禍が追い打ちをかけ、この芸能を果たして未来へとつないでいけるかどうか、危機的な状況でもあると聞きます。
特に、他の数々の「分かりやすい」娯楽、コスパ・タイパの波などもあって、能は、若い人たちに届きにくくなってる。
でも、数か月前まで能に距離を感じていた者の一人として、「この芸能には、掘れば掘るほど湧いてくる魅力がある」「600年以上にわたって受け継がれてきた芸能だからこその、秘められた<花>がある」、今はそう感じていて、一人にでも二人にでも、そのことをなんとかお伝えできないかと思い、この会でお話しさせていただくことにしました。
能?はて?な人たちにほど、聞いてもらえたらうれしいなと思っています。
・神事と娯楽のあいだで
・身体の奥に響くその音に、ただ従う
・必要最小限の動き
・無心という境地
・余韻を演じる
・複式夢幻能という劇作法
・ハイパーリンクの重層性
・安定した品質 < 圧倒的な一回性
・鑑賞の自律性と他律性
・「ざんねんな能」シリーズ
・ワールド イズ ダンシング
・<花>とはなにか
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日時:2023年7月31日(月)19:30~21:30
*開場は19:10を予定しています。
場所:胡桃堂喫茶店
参加費:2,000円(ワンドリンク込み)
定員:30名
お申込み:https://festina-lente.stores.jp/items/64bb1add7beeeb1b7224c489
*キャンセルをされる場合、開催前日の13時までにご連絡をいただけましたら、返金のお手続きをさせていただきます。それ以降は承れませんのでご了承ください。
▽伝統芸能カレッジ ~能の扉~
https://kurumed-u.jp/college/traditionals/
▽影山知明とひらく│能の扉│<動画>
▽伝統芸能の道具ラボ
https://www.dogulab.com/
ご参加、お待ちしております。