私は「透明でつるっとしたもの」がとても好きです。
それは夏生まれだからなのか、もしかしたら前世が透明でつるっとしたものだったのかわかりませんが、水、ゼリー、ガラス、ナタデココ(たまに半透明も含む)等々…
とにかく物によって理由は様々ですが、あの質感がたまらなく好きなのです。
「グラス」もその一つで、透明なグラスに透明な水が注がれている様は本当に美しくて、いつまでもずっと見ていられます。
趣味で写真を撮ったりするのですが、気が付くとグラスの写真はなかなかの枚数あったりします。
とくに透明度の高いものは、その物を通して反対側や底が見えたり、キラキラと光ったりするので、とても幻想的な世界を見た気分になるのです。
その中でも胡桃堂のグラスは、私のベスト3に入る形と透明度です。
シンプルで薄すぎず厚すぎないグラス。
なんとなくこの形のグラスでお水を出してくださるお店は、あたたかくて優しいお店のことが多い気がします。
店員さんが「いらっしゃいませ」と微笑みながらそのグラスをそっとテーブルに置いてくださるとき、「私はここに居ていいんだな」という居心地の良さを感じるのです。
しかしながら、自分がなぜここまで「透明でつるっとしたもの」が好きなのかまったくわからないことがいつも残念でなりません。
いつか誰かに解明していただきたいです。