胡桃堂喫茶店

[9.26]出版業界の未来とまちの本屋の可能性
~大井実さんと星野渉さん~

2019年9月7日更新



どうもこんにちは。
胡桃堂喫茶店の影山です。
 
福岡、ブックス・キューブリックの大井実さん。
文化通信社の星野渉さん。
 
出版業界、書店業界に
なにかしら関わる人で
このお二人の名前を知らないという人は
きっとほとんどいないのではないでしょうか。
 
今回、このお二人をお招きしての
トークイベント、開催することができることになりました。
 
版元、取次、書店
さらには、書く人、読む人
編集者、デザイナー、印刷会社・・・
出版業界をめぐっては
前向きなニュースと
そうでもないニュースとが
入り混じっています。
 
きっとそうした時代背景もあって
個別には、各分野
とても意欲的で魅力的な挑戦が
相次いでいるというのも
この業界の特徴と言っていいでしょう。
 
そこで、です。
今、一つに求められるのは
個別の事例を超えた
少し大きめの「絵」なのではないかという
気がするのです。
 
逆に言えば、個社のがんばりだけでは
乗り越えられないくらいに
業界に吹く逆風は強いとも
言えるかもしれません。
 
お互いの垣根を超えて
力を合わせるところは合わせる。
合わない制度があるのであれば
新しい制度を構想する。
 
そうした新しい「絵」を
版元にしても、取次にしても、書店にしても
業界の大手というより
インディペンデントに
挑戦を続ける者たちの側から
構想し、実現していけたなら
こんなに面白いことは
きっとないだろうなとも思うのです。
 
そうした、少し俯瞰的な
そして業界横断的な議論をしようと思ったとき
このお二人以上に
その役にふさわしい人をぼくは知りません。
 
何より
本であり、出版という文化が
それに関わるすべての人々にとって
豊かに育つ未来のために。
 
みなさまのお越し、お待ちしております。
 

日時:2019年9月26日(木)19:00~21:30
場所:リオンホールB(cocobunji WEST 5F)
ゲスト:大井実(ブックスキューブリック店主)
    星野渉(文化通信社)
進行役:影山知明(クルミド出版、胡桃堂書店)
参加費:2,000円
お申込み:下記フォームからお申込みください。
     https://forms.gle/gpzA1rXH1FwuhZ2N9
お問合せ:info@kurumido2017.jp / 042-401-0433(11時~21時)
 

ゲストプロフィール
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大井実(おおい・みのる)
1961年、福岡市生まれ。同志社大学文学部卒業。
東京、大阪、イタリアなどで、ファッション関係のショーや現代美術の展覧会などの企画・制作に携わった後、2001年、福岡市のけやき通りに新刊書店ブックスキューブリックを開業。06年、いまや全国各地に広がるブックイベントの先駆けとなった「ブックオカ」を有志とともに立ち上げ、実行委員長を務める。08年に、カフェとギャラリーを併設する箱崎店をオープン。16年には同店内にベーカリーを開設。トークイベントや展覧会を次々に開催しながら、本を媒介に、人が集い、町と人をつなぐコミュニティづくりへと活動の枠を広げている。
『ローカルブックストアである:福岡 ブックスキューブリック』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784794969514
ブックスキューブリック http://bookskubrick.jp/
 
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星野渉(ほしの・わたる)
1964年、東京生まれ。國學院大學文学部卒業。
株式会社文化通信社専務取締役、NPO 法人本の学校理事長、日本出版学会副会長、東洋大学(「雑誌出版論」2008 年~)と早稲田大学(「書店文化論」2017年~)で非常勤講師。1964 年東京生まれ、國學院大學文学部卒、1989 年から文化通信社で主に出版業界を取材。セミナー「文化通信フォーラム」、海外視察などを企画運営。日本出版インフラセンターが 2011 年に実施した経済産業省委託事業「フューチャー・ブックストア・フォーラム」委員として書店の文庫買切実験や海外調査などを担当。
著書に『出版産業の変貌を追う』(青弓社)、共著に『本屋がなくなったら、困るじゃないか』(西日本新聞社)、『出版メディア入門』(日本評論社)、『読書と図書館』(青弓社)など。
『出版産業の変貌を追う』
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784787233776
文化通信社 https://www.bunkanews.jp/
 
お会いできますこと
楽しみにしております。