2025年9月7日更新
こんにちは、影山です。
府中と国分寺、となり町の友人であり同志(と呼ばせていただきたいm(_)m)の糟谷明範さんが、この度、本を出されました。
その名も、 『境界線を曖昧にする』。
たとえば医療の世界で、ぼくらは患者としてお医者さんに会います。
でも、その<境界線>がはっきりし過ぎることによって、お互いに言えないこととか、手を出せないこととが出てくることがありますね。本当は、「病気を治す」とか「健やかである」ことに向けて、お互いに力を合わせられることがもっといっぱいあるはずなのに。
このことは、カフェをやっている自分が感じることでもあります。
カフェのスタッフという仮面、お客さんという仮面を、それぞれかぶった状態で接すると、できることは限られてしまうし、第一そのやり取りがあんまり面白くなくなってしまいます。
そういうときこそ、#境界線を曖昧にする といいのでしょう。
<私>と<あなた>が、お互い、一人の人間として出会い、関わる。
もちろんそこには、専門性の提供という領域があり、そこへの対価の支払いという関係性があるにしても、そこに閉じない可能性があります。
それはときにメンドくさかったり、ある種のリスクを伴うものであることもあるのでしょうけど、ぼくらがそこをあまりに省略してきてしまったばかりに、結果、孤独で不安になりました。そして、お金に頼るしかなくなってしまったのです。
だからこそ、合言葉は #境界線を曖昧にする 。
どんな職業にも当てはまることだろうと思います。
あなたの仕事を辛く、つまらないものにしてしまっている正体──他者との境界線──をやさしく解きほぐす道筋、ご一緒に探してみませんか。
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一人ひとりが、自分らしく、健康に暮らすには、「医療や福祉」と「人」と「まち」のあいだに、どんな「つながり」が必要なのだろうか?
この本はそんな問いに対する取り組みと思考の記録です。
「つながり」は、すごく抽象的な言葉で、それなのに「つながりをつくる」という言葉が僕らの暮らしの中でよく使われるようになっています。この言葉に、ちょっとひっかかりを覚える人もいるかもしれません。もしそうなら、その正体を一緒に探してみようと思って、この本を書いきました。
逆に、「つながり」という言葉を普段から何の違和感もなく使っている人にとっては、いつもとは少し違う角度からその意味を見つめ直せる本になっていればいいなと思います。
皆さんと誰かの、そしてケアとコミュニティの関わりが「いい感じ」になることを心から期待して、この本を手渡せればと思っています。
この本が社会の空気を変えるための一助になると信じています。
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日時:2025年9月23日(火・祝)9:00~10:30
*開場8:40
*終了後、サイン会を予定しています。
場所:胡桃堂喫茶店
ゲスト:糟谷明範さん(株式会社シンクハピネス 代表取締役)
聞き手:影山知明(胡桃堂喫茶店 店主)
参加費:1,500円(ワンドリンク付き)
定員:30名
お申込:https://festina-lente.stores.jp/items/68b7bdcf9176653ee1c72266
<著者プロフィール>
糟谷明範(かすや・あきのり)
株式会社シンクハピネス 代表取締役/理学療法士
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1982年生まれ、東京都府中市出身。2006年に理学療法士免許取得後、総合病院や訪問看護ステーションでの勤務を経て、2014年に株式会社シンクハピネスを創業。東京都府中市を拠点に「“いま”のしあわせをつくる」をミッションに、医療・福祉事業とコミュニティ事業を展開している。
2025年9月、ブルーブラックカンパニーより『境界線を曖昧にする ~ケアとコミュニティの関係を耕す~』を発刊。
X:https://x.com/akinori_kasuya
Instagram:https://www.instagram.com/akinori__32/