2021年2月13日更新
こんにちは。
胡桃堂喫茶店の吉田と申します。
いつもご好評いただいております製本講座
今年は年始から通常の講座を離れて、製本見学会を開催しております。
1月は、雑誌のバックナンバーを1冊にまとめる方法や
絵本の修理の方法などを
2月は、製本についての基本的なご説明に加え
ご自宅にある、お気に入りの紙の活用法などをご紹介いたしました。
続いて3月は、文庫の改装製本のデモンストレーションを行います。
お気に入りの文庫本をハードカバー(上製本)に出来たらなぁ
と思ったことはありませんか?
胡桃堂の製本講座の中でも、特に人気なんですよ。
もっと頻繁に開催出来たらいいなあと思う反面
1㎜単位で計算したり、材料を切ったり貼ったりと
細かい作業の連続で、作業量もなかなか…。
はじめての方には、ちょっとたいへんかも知れません。
そこで今回は、講師の古川先生が
文庫がハードカバーになるまでを
通しで見せてくださることになりました。
どんな作業工程があるのか知りたい!
いつか自分の手で作ってみたいなあという方はもちろん
製本しているところを見てみたい、という方も大歓迎です。
講師の古川先生からのご案内です。
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朝の時間、胡桃堂喫茶店で文庫の改装製本をいたします。
紙を切る、折る、重ねる、確かめる、綴じる、包む……。
本をつくったり、なおしたりするには、さまざまな作業があります。
ちょっとしたコツ、気をつけていること、など
何か新しく知ることができるかもしれません。
2020年までの講座では、講師とともに
参加者のみなさまにも手を動かしていただいていましたが
2021年最初の3ヶ月は
製本講座の講師が手を動かしている様子の見学や
質問やご相談をお受けする時間にしてみました。
【こんな方におすすめです】
・自宅で本づくりをしてみたいけれど、準備や材料に悩んでいる。
・本をつくったり、修理しているところを見てみたい。
※実際の作業に参加できる講座につきましては
今後、検討していきたいと思います。
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講師のご紹介
古川絵美子(ふるかわ・えみこ)
福井県出身。学生の頃から本に親しむ。
本づくり学校1期応用科修了生。本づくり学校認定講師。図書館員。
本をつくったり、なおしたり、買ったりしながら日々を過ごす。
週末にワークショップ、イベント出展などを行う。
創作の際には、昔からある本棚にそっと置かれていたような
ふと触れたくなるような、どこか懐かしく親しみやすいものづくりを心がけている。
→ 本づくり協会とは
https://www.honzukuri.org/
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日時:2021年3月7日(日)10:00~12:00 / 開場:9:55
※胡桃堂喫茶店・書店のご利用は、11:00~になります。
料金:無料
※よろしければ、開店後に喫茶店・書店をご利用ください。
内容:製本作業の見学、質問、相談など。
※この会へのお申込みは不要です。
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また皆さんと一緒に、お好きな文庫を
世界に1つだけのハードカバーに仕立てる日を楽しみにしています。