2019年12月15日更新
みなさま
どうもこんばんは。
書店担当のいまだです。
これまで何度も
イベントをご一緒させていただいている
デザイン講師の中村将大さんに
新たに1日限りの講座を開いていただけることになりました。
デザイナーでなくとも
デザインについて知りたいという方は
自分のまわりにも
少なくないように思います。
ただ一方でそれに応えてくれる
機会ってほとんどないですよね
とあるとき中村先生と盛り上がりました。
今回は、
デザイナーではなかったとしても
デザインについてのちょっとした知恵や勘所があると
日々の暮らしや仕事を下支えしてくれる(のではないか)それってどんなことなんだろうというお話になる予定です。
以下、中村先生によるイベント開催にあたっての
導入文です。
———
「この◯◯、いいデザインだね」
「わたしたちの仕事もデザインをよくしていかなければ」——「デザイン」ということばは、現在、さまざまなところで用いられます。
では「デザイン」とはいったい、なんでしょう?
アートや美術、ものづくりとはなにがちがうのでしょう?これだけひろく使われながらも、その意味や定義となると、案外、あやふやなものかもしれません。
それもそのはず。デザインの義務教育は存在せず、専門家育成の場でしかそれは学ぶ機会がないことが、残念ながら現状です。
では、デザイナーやクリエイターといった専門家には
「デザイン」の説明ができるかといえば、
じつは、大半のひとがごにょごにょ……
と濁してしまうところもあります。
これは「デザイン」ということばのもつ、
ややこしさがゆえかもしれません。
デザインについて知りたいという声が多くある一方、
その学ぶ機会が偏っていることは、すこし考えもの。
たとえば、病気の診断や治療は専門家たる医師の仕事ですが、健康に暮らす、というのは誰しもが知っていていいはずです。
専門家を目指すための学習ではなく、
非専門家へ向けた「教養としてのデザイン」を学ぶ機会、ひょっとすると、今後、必要なものかもしれません。
今回は、日々の知恵、あるいは仕事を支えるうえで、
役に立つ(かもしれない)「教養としてのデザイン」について、おはなしします。