胡桃堂喫茶店

続・胡桃堂書店の読書会 
日本の美を読む 〜 最終回 白洲正子に迫る 〜

2019年5月4日更新

みなさま
どうもこんにちは。
胡桃堂喫茶店、書店担当の今田です。

2018年から続けてきた
「日本の美を読む」をテーマにした読書会
今回で最終回となります。

2019年からのシリーズでは
私、今田が案内を行うというよりも、
これまで読書会に参加してくださった方に
先導役をお願いしまして
自分はむしろ聞き役として参加させていただくことに。

第3回の先導役は
細川まり子さんです。

細川さんから
以下のメッセージをいただいております。

===
白州正子 の名前を知ったのは、
芸術新潮 (1991年1月〜1994年8月)に自伝が連載された時からで、
この3年の間にすっかり 嵌ってました。
骨董の器 民藝的な着物(草木染め、織物)
古典芸能 等々、興味ある分野 ですので大変多く影響受けて今に至ってると思います。
今回しばらくぶりで白州正子に触れて、
彼女の生涯持っていた 思想(哲学)は 今を生きる、
ヒントがあるように思いました。
参加される方々の感想を楽しみにしています。
===

細川さんが書かれていることに付け加え、
自分からもひとこと。

白洲正子ブームのようなものが
これまで何度かあったのではないかと思います。
雑誌での特集、書籍の出版ラッシュなど。

そして周りで白洲正子の本を一時期読んでいたという女性が
結構な数いらっしゃるように思います。

ただ、現在、新刊書店にて
“白洲正子”の文字を見かけることはなかなか難しくなっていると感じます。
同時に、白洲正子を語るという人も少ないように思います。

かつて大きな影響を与えながら、現在と断絶のようなものが感じられる。
これはなぜなんだろうか、ということが気になっています。

改めて、白洲正子に迫ることで
なにか見えてくることがあるのではないかと思っています。
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日時  :2019年5月13日(月)19:30~21:30
場所  :胡桃堂喫茶店
参加費 :1,500円(ワンドリンク込み)
案内役 :細川まり子さん
課題図書:今回は設定いたしません。
(白洲さんが美に多面的に迫った人物であることを鑑みて、そのようにしました)
自分が関心ある白洲正子について、みんなで話したい白洲正子について
事前に考えたり、調べたりしていただき、当日みんなで共有したいと思います。

書籍としては
『かくれ里』
『日本のたくみ』
『白洲正子自伝』
あたりがおすすめかもしれません

定員  :15名
お申込み:042-401-0433[11:00-21:00]
info@kurumido2017.jp
いずれも胡桃堂喫茶店につながります

すでに店頭やお電話/メールで
お申込みいただきました方々は
再度のお申込み、いただかなくても大丈夫です。

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<ご参考>
これまで「日本の美を読む」読書会にて扱ってきた著作

岡倉覚三 『茶の本』
夏目漱石 『草枕』
谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
柳宗悦  『民藝四十年』
和辻哲郎 『風土』
岡本太郎 『日本の伝統』
『沖縄文化論』
鈴木大拙 『東洋的な見方』
柳田國男 『遠野物語』