胡桃堂喫茶店

【満席御礼】
胡桃堂書店の読書会 
第六回 日本の美を読む〜谷崎潤一郎『陰翳礼讃』〜

2018年3月6日更新

<3/12午前11:00追記>
おかげさまで本イベントは満席となりました。
たくさんのご参加申し込み、ありがとうございましたm(_)m

みなさま、こんにちは。
胡桃堂喫茶店、書店担当のの今田です。
  
月に一度
胡桃堂喫茶店 2Fスペースを使いまして
読書会を開催しています。
 
偶数月は店主・影山が
奇数月は書店担当・今田が
進行役を務めます。
 
それぞれ、ひとまず6回を
ひと単位としてテーマを設定することにしました。
   
影山は「ミヒャエル・エンデを読む」。
今田は「日本の美を読む」。
  
3月12日(月)の第六回では
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』
を読んでいきたいと思います。
 

「陰翳礼讃」
字面で見ると画数が多くて、何やら難しそうですね。
元々は「陰翳禮讚」と更に字画が多いです。
でも、内容は字面ほどには難儀ではないかと。
  
日本の芸術、文化、建築、デザインに携わる人であれば
読んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。
そうでない方も
国語の教科書で読んだことがあるかもしれません。
 
ただ
「あの、暗闇が重要な本ね」
「陰翳の美しさを語っているんでしょう」
など、一面的な理解に留まっているような印象も受けます。
自分も改めて読み返すまではそうでした。
 
今回、読み返してみると
陰翳の良し悪しの先に
我々の感覚のことについても書かれているな。
もしかしたら谷崎はこういう意図で書いたのではないか。
など、ぼんやりと浮かんでくることがありました。
 
当日は、よろしければ
あなたの陰翳体験もお持ちいただき
「陰翳礼讃」を通じて日本の美について、
あれこれお話できたらと思います。

"まあどう云う工合になるか、
試しに電燈を消してみることだ。"
ということで、この日は少し電気を落として
やってみたいと思います。
 
 

日時:2017年3月12日(月)19:30~21:30
場所:胡桃堂喫茶店
   ※この日はいつもより灯りを落として開催します
参加費:1,000円(ワンドリンク込み)
進行役:今田
定員 :20名
お申込み:Tel/042-401-0433 Mail/info@kurumido2017.jp
        

これまで水曜日の開催でしたが
月曜日の開催となりますので
どうぞご了承ください。
 
同書、これからお求めになられるという方
色んなバージョンを
胡桃堂喫茶店内でも販売しておりますので
よろしければぜひ!!(宣伝ですm(_)m)
 
みなさまのお越し
お待ちしております〇
 
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第一回 10/13(金) エンデ『モモ』
第二回 11/15(水) 岡倉覚三『茶の本』
第三回 12/15(金) エンデ『はてしない物語』
第四回 1/10(水) 夏目漱石『草枕』
第五回 2/19(月) エンデ・河邑『エンデの遺言』
第六回 3/12(月) 谷崎潤一郎『陰翳礼讃』
第七回 4月    エンデの回   未定
第八回 5月    日本の美の回  未定