2017年11月14日更新
大切な人を亡くす、病気でカラダの一部を失くす、
震災で“昨日と同じ”今日をなくす……。
生きていると、悲しみに暮れる「夜」がくることがあります。
<夜を灯す本のおはなし>は、tsugubooksさん が主催する、
ゲストの“夜”と“夜のあいだの、本との過ごし方”を聴きながら、
自分や大切な人の“夜”にも、ちょっと思いを馳せてみるイベント。
様々な書店を周りながら行う連続トークです。
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胡桃堂書店で行う<夜を灯す本のおはなし>
記念すべき第1回目のゲストは、吉祥寺の出版社・夏葉社
代表の島田潤一郎さんです。
島田さんは、大切な従兄を亡くして真っ暗な夜の中にいたとき、
自分の苦しみのことは忘れて、
息子を亡くした叔父さん叔母さんの支えになりたかったそうです。
そして、グリーフケア関連の本を読むうちに、
一冊の詩(原題 Death is nothing at all)に出会います。
“ぼくは、あの一編の詩を、本にして、
それを叔父と叔母にプレゼントしようと思った。”
(『あしたから出版社』島田潤一郎 著/晶文社)
それから、吉祥寺で出版社を立ち上げ、
詩の言葉に合うイラストを探し、本をつくります。
その本は2012年に『さよならのあとで』というタイトルで刊行されました。
3年以上の時が経っていました。
そしていま、刊行から5年。
『さよならのあとで』は、静かに増刷を重ねています。
本は、叔父さん叔母さんに届いたのでしょうか。
島田さん自身の悲しみは、どう変わっていったのでしょうか。
本をつくろうと思った当時のこと、本が完成した時のこと、
本が誰かに届いた時のこと。
その時々の想いやその変化を、聴かせていただきます。
・島田 潤一郎(しまだ・じゅんいちろう)
1976年 高知県生まれ、東京育ち。大学卒業後、アルバイトや派遣社員として働きながら、
小説家を目指す。挫折したのち、2009年9月に33歳で夏葉社を起業。
「何度も、読み返される本を」をスローガンに掲げ、今日も本をつくっている。
開催日:11月26日(日)9:00-10:30
※イベント当日、通常営業は11:00からとなります
参加費:1,500円(1drink付)
定員 :20名
お申込:メールまたはお電話にて
メール:件名に「11/26 夜を灯す本のおはなし」
本文に「お名前・電話番号・人数」をご明記のうえ、
info@kurumido2017.jp 宛に送信ください。
お電話:042-401-0321(10:00-19:00)