胡桃堂喫茶店

【作り手が感じられる仕事はあたたかい | 赤米ブレンドで表現したかったこと】

2020年1月22日更新

こんにちは。
スタッフの鈴木です。

 

今月の胡桃堂喫茶店は「赤米」の月。
スタッフ坂本がまちの仲間と、
自然農で育てた赤米を使ったメニューを提供中です。

 

今回、初めての試みとして、
季節の珈琲『赤米ブレンド』もご準備しました。

 

僕鈴木がブレンド・焙煎を担当させてもらったのですが、
赤米、どう表現しようか悩みました。
(もういっそ、赤米を入れちゃおうかな!?
なんて考えたことも…笑
実際には入っていません。)

 

赤米自体の特徴で言えば
「ハレの日のお米」「力強さ」「香ばしさ」
かなあと思い、この3つを軸に味は決めました。

 

けど、赤米の魅力って
味とか、特徴だけじゃないんですよね。

 

これは僕の感想ですが、
お店のスタッフの坂本さんが、
そしてまちの仲間が、
汗水かいて、丁寧に作ったお米だからこそ
食べると格別に幸せになるんです。
ああ、ありがとう。って。

 

赤米を作った人の仕事を感じられるから、
あたたかみを感じたのだと思います。

 


「赤米」を冠した今回の珈琲も
あたたかみを感じられるものにしたい。
そう思い、ブレンド・焙煎させてもらいました。

 

今回のブレンドでは、
ラオス産の2品種と、
エクアドル産の計3種類の豆を使用しています。

 

ラオスの2品種は、
デンサワーン村、ノンルワン村から。
僕自身、大学1.2年生の時に
ラオス珈琲を取り扱う学生団体にいたこともあり
計3度ラオスを訪れたことがあります。
2018年にこの2つの村も訪問しました。


 

写真は訪問時に撮影した
デンサワーン村・コーヒー農園の写真です
気の遠くなるような天日干し作業を
黙々とされていた姿が印象的でした。
作業している時の農家さんの姿、
本当にかっこいいんですよね。

 

 

エクアドルには訪れたことはありませんが、
輸入されている中村隆一さんにお会いしたことがあります。
生産者からの搾取が問題にもなっている珈琲輸入。
中村さんは32年も前から、
生産者に寄り添う形の貿易を行われているすごい方です。

インタグコーヒー生産者協会 <エクアドル共和国>

 

この丁寧に繋がれてきた仕事を
僕もその流れを繋ぎたいとの思いで
焙煎させてもらいました。

 

手前味噌ではありますが、
「オーガニックコーヒー手煎り珈琲焙煎大会」で
昨年、全国準優勝しました。
もちろん、大会の結果だけが大事ではないですが、
今の自分が100%を出せるのは、手煎り焙煎だと思い、
50g(約3杯分)づつ、焙煎しています。

もしよければ、焙煎動画、ここから見れます。

 

 


今はなんでも安く手に入ります。
それこそ美味しいコーヒーは
コンビニで100円で手軽に飲めるし、
定食も500円あれば食べられます。

 

でも、なんでも手に入る世の中だとしても、
裏側に作り手の人が想像できるもの
丁寧な仕事が詰まったものって、
やっぱりあたたかいと思うんです。
(と、僕は感じます)

赤米定食、赤米甘酒プリンと合わせて。

赤米ブレンド、
1/29(水) まで提供しています。
もしよければ、お待ちしていますm(_ _)m

※ 赤米定食、赤米甘酒プリンは2/12(水)までです。